野あそびのメリット


最近は外で遊ぶよりも、家でゲームなどをするのが好きな子も多いようですが、外遊びにはたくさんのメリットがあるのをご存知でしょうか。

子どもの外遊びは、体の機能を発達させたり、健康な身体づくりにつながったり、お友だちとのコミュニケーションの経験を重ねていくなかで健やかな成長をサポートしてくれる効果があります。

 また、あらかじめルールが用意されたゲームなどとは違い、外遊びでは自分たちで工夫をすることで楽しみを広げていくことができます。

創意工夫しながら外で遊ぶ経験を重ねることで、課題を自ら解決していくスキルを身につけることができます。 


外遊びの効果

 ①運動神経が高まる! 外で遊ぶと、自然と体全体を使って動くことが多くなるので、遊んでいるうちに自然と体力がつき運動神経が高まっていきます。もちろん、屋内で自由に遊ばせることも体力づくりになりますが、外遊びは屋内遊びでは得られないメリットがたくさんあるのです。


 ■外遊びの特徴

 ・地面のデコボコを体で感じてとらえ、転ばずに歩いたり走ったりする工夫が自然にできる 

・斜面を登ったり降りたりすることで体幹の筋肉が鍛えられる

 ・外の空気や日光からの刺激を感じ、皮膚が強くなる

 ・四季折々、天気によっても異なる環境を感じとることができる 外に出て体を動かすことで、五感が研ぎ澄まされ、様々なことを感じ取ることができます。

 人間が生きていくうえでは、豊富な経験が強みになりますが、これは外遊びで得られる五感の経験でも同じです。

外遊びでは運動神経と共に感覚も鍛えられます。 また、体幹を鍛えることは子どもに限らず大人でも重要とされていますが、そこにも様々なメリットがあります。


 ■体幹を鍛えるメリット 

・バランスよく成長できる

 ・姿勢がきれいになる

 ・腹が据わり度胸がつく

 ・疲れにくい体になる


 体幹を鍛えるためにさくランドは「スラックライン」を行っています。


 スラックラインはこちらから 

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外でよく遊んでいる子ほどこういった特徴が見られます。それは体幹がしっかりと鍛えられているからなのです。 


②コミュニケーション能力がつく! 

友達との遊びの中で子どもたちはコミュニケーションの力を育んでいきますが、この遊びが屋外で行われることでコミュニケーション能力はさらに磨かれます。 



■外遊びでコミュニケーション能力をのばす行動

 ・一緒に遊んでいる仲間たちの気持ちを察する

 ・失敗してもフォローして優しい気持ちをはぐくむ 

・知らない友達とトラブルが生じても、話し合って解決できる

 ・迷惑をかけたときには素直に謝り、仲直りする 様々な場面に遭遇し、乗り越えることが社会性の基礎となります。 

大人になるとなかなかできない行動もありますが、子どものうちからさまざまな経験を積んでいくことで、素直な心でコミュニケーションがとれるようになることが期待できます。 また、外遊びが好きでも、多くの友達と遊ぶことが苦手だという子もいるでしょう。

そんな時は仲の良い友達がひとりしかいないときでも、なんとかその遊びに参加してみるように背中を押してあげるのも大切です。

回数を重ねていくうちに、自然と大勢の中でも遊べるようになっていくでしょう。


 ③自分の頭で考える姿勢がつく!

 たくさんの人数で外遊びをしようとするとき、どんな遊びをするか、どんなルールにするかといったことを話し合って決定しなくてはなりません。こうした経験を通して、考える力も磨かれます。 


■自分の頭で考える必要がある場面 

・どんな遊びをするのか意見を出し合う 

・どんなメンバーが集まって、そのメンバーはそれぞれどんなことができるのか様子を伺う

 ・自分がやりたい遊びを仲間が受け入れてくれるように提案する

 ・やりたい遊びに決まるよう興味を引く話をする その日に何をして遊ぶかを決定するだけでもこれだけの要素があります。そのため、仲間との外遊びを毎日繰り返していると自分の頭で考え、創意工夫することも繰り返すことになります。

こうした経験は社会人になってから、ビジネスの場でも大いに生きてきます。

 遊ぶ仲間の人数は多いほど、まとめていくのが難しくなり、いっそう頭を使うことになるでしょう。その中で意見を一つにできるよう考えることは、良い頭の体操になるだけでなく、リーダーシップも育まれます。 また、自分がやりたい遊びをすることに決まったときには、大きな達成感が得られます。

こうした成功体験は次のチャレンジを後押しし、生涯にわたって役立つ力になるでしょう。 


発想力がつく!

 同じ遊びをするにしても、屋外は場所によってさまざまな特徴があり、その遊び場に応じた楽しさがあります。子どもたちは、その場所でどんな風に遊んだら楽しいかを、仲間同士で見つけていくことになります。こうした工夫を通して、発想力が磨かれます。



 ■外遊びで発想力が試される場面

 ・いつも遊んでいる内容をいかに面白くできるか

 ・違うメンバーが加わってもいつものように楽しく遊べるか

 ・その遊びが苦手な子がいても仲間外れにならず遊べるか ・全く誰もやらないような新しい遊びで仲間を注目させられるか こうした要素を盛り込みながら、より楽しく充実した遊びを提案することで、仲間に喜ばれるだけでなく、頼りにされることになります。

 発想力が豊かになると、「あの子と遊ぶと面白い」と仲間から思われ、遊ぶときにはいつも声がかかるようになります。 こうした発想力も、大人になってもさまざまな場面で役立つでしょう。そして、日頃の生活のなかでも、ママパパが思いつきもしなかった柔軟な考えで新しい提案をしてくれ、びっくりさせられる場面もあるでしょう。


 ⑤夜の眠りがスムーズになる! 


外に出てのびのびと体を動かすと五感と体力をフルに使うので、心地よい疲れを感じます。そのため、夜にはスムーズに眠りにつくことができ、生活リズムも整います。

小さな子ほど遊び足りずに体力が余っていると眠ることができず、夜のぐずりにもつながります。 昼間の外遊びでスムーズに入眠できると、以下のようなメリットがあります。


 ■夜スムーズに眠るメリット 

・元気に活動する助けになり、気分がよくなる ・発育や成長が順調になる 

・記憶力が発揮できるのでいろんなことが身につきやすい 

・食べすぎず太り過ぎを防止する 

・免疫力を高めやすく風邪をひきにくい きちんとした睡眠がとれると、日中の機嫌もよくなります。

子どもの機嫌がいいとママのイライラも少なくなり、気持ちに余裕が持てるというメリットもあります。 

「寝る子は育つ」とはよく言ったもので、体が育つだけでなく心の成長にも役立っているのです。しかし、もし遊び過ぎて興奮してしまい、眠れなくなってしまったら、以下のような方法を試してみましょう。 


■興奮を鎮め、眠りやすくする方法


 ・部屋の灯りを暗くして子どもと一緒に横になる 

・呼吸を子どもにあわせてしながら隣で寝たふりをする

 ・子どもの胸をてのひらでやさしくトントンとたたく

 ・足などの緊張して硬くなっている部分を軽くマッサージする ぐずって泣いているときには、抱っこしてゆらゆら揺らしてあげるのもひとつの方法です。

 早く寝かせたい、という焦りは子どもに伝わってしまうので、「そのまま自分も寝てしまってもいい」くらいの気持ちでいるほうが子どもはスムーズに眠ってくれやすいようです。 


参考サイト https://conobie.jp/article/8408

さくランド

野あそびは少年を大人にし、大人を少年にします。 野あそびしよう!自然を大切に自分の責任で自由に遊ぶ!NPO 遊・食・学 さくランド  設立趣旨 ■知育・心育・体育・食育

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